本日注目すべき【好決算】銘柄 レアジョブ、オープンH、三桜工 (14日大引け後 発表分)

注目
2019年11月15日 7時01分

14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

レアジョブ <6096> [東証M]  ★今期の経常最高益予想を40%上乗せ、株式分割も発表

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→3.5億円に40.0%上方修正。増益率が47.9%増→2.1倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。マーケティング強化やサービス改善を背景に、個人向けオンライン英会話の顧客獲得が想定より進むことが寄与。事業効率化や生産性向上による費用抑制なども利益を押し上げる。

併せて、12月5日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上や投資家層の拡大を期待する買いも期待される。

技研HD <1443> [東証2]  ★上期経常は一転2.9倍増益で上振れ着地

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の5.8億円に急拡大し、従来の40.9%減益予想から一転して増益で着地。積極的な営業展開や自然災害復旧支援の予算執行を背景に、建築関連や土木関連の収益が伸びたことが寄与。社内活性化委員会を主軸とした変更費管理の徹底も増益に大きく貢献した。

通期計画の8.2億円に対する進捗率は71.8%に達しており、業績上振れが期待される。

オープンH <3288>   ★今期経常は15%増で8期連続最高益、実質増配へ

◆19年9月期の連結経常利益は前の期比19.3%増の549億円で着地。続く20年9月期も前期比14.7%増の630億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は引き続き主力の戸建て住宅の販売棟数を伸ばし、8期連続の2ケタ増収増益を目指す。

併せて、今期の年間配当は80円とし、9月30日割当の株式分割を考慮した実質配当は27.0%増配とする方針とした。

チエル <3933> [JQ]  ★上期経常が黒字浮上で着地

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は1億5200万円の黒字(前年同期は1億2000万円の赤字)に浮上して着地。高校・大学向け語学学習支援システムやeラーニングシステムなどの受注が好調だったことが寄与。教育委員会向けセキュリティソフトの伸長に加え、昭栄広報とエーアンドシーの買収効果なども黒字浮上に貢献した。

通期計画の2億3000万円に対する進捗率は66.1%に達しており、業績上振れが期待される。

ライドオンE <6082>   ★今期経常を34%上方修正・4期ぶり最高益更新へ

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.6%増の5.1億円に拡大して着地。ゴールデンウィークの大型連休による特需効果などで、宅配寿司「銀のさら」の注文件数が伸びたことが寄与。

業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の11.6億円→15.6億円に34.3%上方修正。増益率が7.7%増→44.6%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

木村化 <6378>   ★今期経常を40%上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→14億円に40.0%上方修正。減益率が56.0%減→38.4%減に縮小する見通しとなった。コスト管理の徹底を継続し、原価率が改善することが利益を大きく押し上げる。

QBNHD <6571>   ★7-9月期(1Q)税引き前は60%増益で着地

◆20年6月期第1四半期(7-9月)の連結税引き前利益は前年同期比60.3%増の7.3億円に拡大して着地。2月に実施した値上げ効果などで、国内既存店売上高が前年実績を大幅に上回ったことが寄与。

上期計画の11.8億円に対する進捗率は61.9%に達しており、業績上振れが期待される。

三桜工 <6584>   ★今期経常を2倍上方修正、配当も9円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の20億円→40億円に2.0倍上方修正。増益率が39.4%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。環境規制強化の影響で欧州やインド向けの販売が計画を下回るものの、生産効率の改善や物流費の低減、固定費削減、不採算製品の販売価格見直しを進めることで、採算が大きく改善する。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→15円(前期は25円)に大幅増額修正した。

カドカワ <9468>   ★今期経常を4期ぶり最高益に74%上方修正、配当も10円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の62億円→108億円に74.2%上方修正。増益率が47.4%増→2.6倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ドワンゴの構造改革が想定より早く進み、Webサービス事業の収益が大きく改善することが寄与。出版事業の好調継続に加え、全社にかかるコストが想定を下回ることも上振れの要因となる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は20円)に大幅増額修正した。

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