ナノキャリア---遺伝子治療薬「VB-111」の国内開発に関し、カルタヘナ法に基づく第1種使用等の承認取得

材料
2019年11月19日 11時58分

ナノキャリア<4571>は15日、遺伝子治療薬「VB-111」の国内開発に関し、遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)に基づく第1種使用等の厚生労働大臣・環境大臣連盟による承認を取得したと発表。

カルタヘナ承認取得により、国内開発においてVB-111の取り扱いが可能となり、国内における再生医療等製品として臨床試験を開始するための治験届の提出が可能になったとしている。

導入元のVBL社(イスラエル)が実施中の、米国を中心としたプラチナ抵抗性卵巣がんを対象とした第3相臨床試験の中間解析が2020年第1四半期に実施される見込みとしており、同社は、試験の進捗状況等により、国内開発を進める計画。

VB-111は、アデノウイルスベクターを用いた新しいがん治療を目指した遺伝子治療薬で、血管新生阻害と免疫を惹起することによりがん細胞を死滅させる2つのメカニズムを持つユニークな製剤。VB-111は、全身投与型製剤であることから、様々な固形がんを標的とした開発も期待でき、プラチナ抵抗性卵巣がんを対象とした第3相臨床試験に加え、再発悪性神経膠芽腫(rGBM)に対する医師主導の第2相試験および免疫チェックポイント阻害剤との併用など、対象疾患を拡大することがVBL社から発表されている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.