トヨタは堅調、足もとの円高進行も中国新エネ車普及をにらみ商機膨らむとの見方
トヨタ自動車<7203>は全般下落相場のなか強さを発揮、前日終値を上回る水準で売り物をこなしている。前日の米株安に加え、足もとは外国為替市場でもリスクオフのドル売り・円買いが進行、1ドル=108円台半ばの推移と円高に振れているが、それを織り込んでの強調展開で目を引く。4日付の日経新聞朝刊が「中国政府は2025年に、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など中国の新エネルギー車が新車販売に占める比率を25%と従来(20%)から引き上げる」と報じたが、そのなか、中国でのEVやPHVの販売展開で同社の優位性が発揮できるとの見方が、買いの根拠となっている。