本日注目すべき【好決算】銘柄 Hamee、CRE、OSGコーポ (11日大引け後 発表分)
11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
Hamee <3134> ★今期経常を一転10%増益・最高益に上方修正
◆20年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比87.0%増の8.7億円に拡大して着地。主力のコマース事業の収益が急拡大したことが寄与。2月に投入した「iFace Reflection」に加え、9月発売のiPhone11シリーズ向け、値下げの動きが強まった旧型iPhone向けのスマートフォンアクセサリーの販売が好調だった。
併せて、通期の同利益を従来予想の10.8億円→12.9億円に19.7%上方修正。従来の8.2%減益予想から一転して9.8%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
クロスプラス <3320> [東証2] ★今期経常を75%上方修正、配当も2円増額
◆20年1月期の連結経常利益を従来予想の4億円→7億円に75.0%上方修正。増益率が68.1%増→2.9倍に拡大する見通しとなった。秋冬物の立ち上がりの遅れや大型台風の影響で売上高は計画を下回るものの、アパレル卸売の主力工場における生産強化やアセアン工場の活用による原価低減が進み、採算が大きく改善する。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→12円(前期は6円)に増額修正した。
CRE <3458> ★8-10月期(1Q)経常は66%増益で着地
◆20年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比65.7%増の3.4億円に拡大して着地。マスターリース物件が高稼働を維持したうえ、昨年12月に子会社化したロジコムの買収効果も寄与し、主力の不動産管理事業の収益が大きく伸びた。
ニイタカ <4465> ★上期経常を36%上方修正・10期ぶり最高益更新へ
◆20年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の5.1億円→7億円に35.9%上方修正。増益率が1.2%増→37.5%増に拡大し、10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。原材料価格が想定を下回ったことに加え、業務効率化や経費削減などが進んだことも利益を押し上げた。
OSGコーポ <6757> [JQ] ★2-10月期(3Q累計)経常が32%増益で着地
◆20年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比32.3%増の5億2800万円に拡大して着地。宅配・食品関連を中心とするフランチャイズ事業の業績が拡大したことが寄与。
通期計画の5億8000万円に対する進捗率は91.0%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース