「遠隔医療」が11位にランク、5G普及による市場開花に期待<注目テーマ>

特集
2019年12月13日 12時22分

★人気テーマ・ベスト10

1 国土強靱化 

2 5G 

3 全固体電池 

4 リチウムイオン電池 

5 電線地中化 

6 人工知能 

7 教育ICT 

8 顔認証 

9 セルロースナノファイバー 

10 半導体

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「遠隔医療」が11位となっている。

次世代の高速通信方式「5G」のサービスが日本では20年春から始まるが、5Gにより高精細な映像などのやりとりが可能になるため、医師と遠く離れた場所にいる患者が正確な診断を受けたり、熟練医が手術を支援したりすることも可能になる。直近では11月に、広島大学とNTTドコモ<9437>が、大容量の手術データを5Gを介してリアルタイムにやり取りする実証実験に成功したと発表し注目を集めた。5Gのサービス開始に向けて、株式市場でも遠隔医療の関連銘柄に関心が一段と高まっている。

医療従事者向け専門サイトを運営するエムスリー<2413>は1月、LINE<3938>とオンライン医療事業を目的とした共同出資による「LINEヘルスケア」を設立しており、遠隔健康相談サービスを開始した。また、イメージ ワン<2667>はヘルスケアソリューションと衛星画像や小型無人機などを主力とするが、今期新規参入したクラウド型電子カルテ「i・HIS」は受注件数が増加している。

今年3月に新規上場したダイコー通産<7673>はケーブルテレビや光通信システムの企画・設計から製造、アフターフォローまで一貫して手掛けるが、5G絡みの基地局整備や医療の遠隔操作のための情報ネットワーク構築なども請け負う。更に、メドピア<6095>やオプティム<3694>、データセクション<3905>、みらかホールディングス<4544>なども関連銘柄として注目されている。

出所:MINKABU PRESS

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