USEN-NEXT HD---1Qは2ケタ増収・大幅増益、主力の店舗サービス事業が好調に推移

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2020年1月15日 14時25分

USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は10日、2020年8月期第1四半期(2019年9月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.3%増の474.46億円、営業利益が同80.9%増33.22億円、経常利益が同79.4%増27.71億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同116.8%増14.63億円となった。

店舗サービス事業の売上高は前年同期比24.1%増の136.33億円、営業利益は同15.1%増の25.06億円となった。特に、業務店向け市場において顧客との取引の維持拡大、新

規顧客の獲得及びブランド力の向上に取り組んだ。

通信事業の売上高は前年同期比6.7%増の105.38億円、営業利益は同23.3%増の9.27億円となった。ブロードバンドインターネット回線の販売代理は、 小規模事業者向けを中心とした新規獲得活動が引き続き堅調に推移しており、 ワンショット型手数料獲得となる代理店事業から自社のサービス提供による契約回線等の獲得も順調に推移しており、ランニング売上の拡大による収益の安定化へのシフトを図っている。

業務用システム事業の売上高は前年同期比23.8%増の51.62億円、営業利益は同45.7%増の8.92億円となった。ホテル市場においては、新商品の市場投入や提案型営業の強化により顧客ニーズを捕捉し、市場浸透率の向上とシェアの拡大に継続的に取り組んだ。また、病院においては、人工知能を使った顔認証・保険証確認機能搭載の次世代型キオスクを市場投入するとともに、クリニック向け精算機の市場投入により、総合病院を中心とした機器導入による省人化・省力化が小規模な病院でも可能となり、納品数は堅調に拡大している。

コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比31.2%増の99.88億円、営業利益は同1,551.1%増の4.29億円となった。映像配信サービスの市場が活性化する中、引き続きユーザーエクスペリエンスの改良、コンテンツの拡充、マーケットの開拓を進め、引き続き順調に契約者数を伸ばしている。

エネルギー事業の売上高は前年同期比19.4%増の75.34億円、営業損失は0.15億円(前年同期は1.51億円の損失)となった。専従の営業部門を設ける等、積極的な投資並びに営業活動を推進している。事業立上げ以来契約者数は順調に増加しており、引き続き積極的な拡販体制を維持し、安定的な黒字化を目指している。

メディア事業の売上高は前年同期比5.3%減の12.66億円、営業利益は同12.2%減の0.56億円となった。「ヒトサラ」では、関連する書籍の出版等、競合他社との差別化によるメディア力の強化を積極的に進めた。更 に、 訪 日 外 国 人 向 け グ ル メ サ イ ト 「SAVOR JAPAN」 を 運 営 し 、 訪 日 旅 行 者 向 け WEB メ デ ィ ア「tsunaguJapan」を運営するTSUNAGUと業務提携することで、積極的なメディア連携による集客の最大化を図っている。

2020年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.1%増の1,970.00億円、営業利益が同9.2%増の90.00億円、経常利益が同14.9%増の77.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同45.6%減の33.00億円と期初予想を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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