PCAがS安、20年3月期業績予想を上方修正も修正小幅で失望売り
ピー・シー・エー<9629>がストップ安の5240円に売られている。前週末24日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を134億400万円から138億6400万円(前期比21.2%増)へ、営業利益を24億500万円から26億4000万円(同2.1倍)へ、純利益を15億7200万円から17億1800万円(同89.6%増)へ上方修正したが、上期好調から大幅な増額が見込まれ、期待感から株価は上昇していただけに、修正幅が小幅にとどまったことが失望売りにつながっているようだ。
上方修正は、上期までにある程度終了するとみていた消費税改定やWindows7のサポート終了に関するソフトウェアの需要が、第3四半期以降も想定を上回って推移したことに加えて、利益貢献度の高い製品やクラウドの売り上げが引き続き好調に推移すると見込まれることが要因としている。
同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高107億600万円(前年同期比36.6%増)、営業利益25億4800万円(同4.9倍)、純利益16億4600万円(同4.4倍)だった。