コニシ---3Q累計は増収減益、ボンドの業績は順調に推移

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2020年1月31日 16時45分

コニシ<4956>は30日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.5%増の997.66億円、営業利益が同3.1%減の51.15億円、経常利益が同3.6%減の52.24億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.8%減の32.78億円となった。

ボンドの売上高は前年同期比1.5%増の379.54億円、営業利益は同4.8%増の33.57億円となった。一般家庭用関連は、100円均一ショップ、ホームセンターの販売ルートでの売上は堅調に推移した。また、手芸ルート向けの新製品「ボンド 裁ほう上手スティック」の販売が好調に推移した。住宅関連は、内装工事用接着剤およびタイル施工用接着剤が好調に推移し売上は増加した。また、補修用シーリング材および建築資材の製造に用いられる接着剤も好調に推移し売上は増加した。産業資材関連においては、自動車・電子部品等に使用される弾性接着剤の売上が増加した。

土木建設の売上高は前年同期比3.1%増の213.04億円、営業利益は同19.6%減の12.08億円となった。建築分野は、外壁はく落防止工法に使用する材料、建築用シーリング材が好調に推移し、売上が増加した。土木分野は、連続繊維シート補強工法が好調に推移し、売上が増加した。土木建設工事業は、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が堅調に推移しボンドエンジニアリングの売上は増加した。

化成品の売上高は前年同期比2.0%減の402.95億円、営業利益は同22.2%減の4.07億円となった。化学工業業界は、樹脂原料の販売が低調に推移し、売上は減少した。電子電機業界は、半導体関連商材およびスマートフォン関連商材が低調に推移し、売上は減少した。自動車業界は、電子部品に使用される商材が好調に推移し、売上は大きく増加した。塗料業界は、建築用塗料向け商材が好調に推移した。丸安産業は、半導体製造に使用される商材およびコンデンサに使用される商材が低調に推移し、売上および営業利益は大きく減少した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.1%増の1,410.00億円、営業利益が同13.8%増の80.00億円、経常利益が同12.8%増の81.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.5%増の50.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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