外為サマリー:1ドル109円80銭台で推移、ユーロは軟調地合い継続
14日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=109円80銭前後と前日の午後5時時点に比べ8銭程度のドル高・円安となっている。
13日のニューヨーク市場では新型肺炎の拡大懸念が再燃するかたちで一時109円60銭台まで軟化する場面がみられたものの、この日の東京市場への影響は限定的で底堅く推移。安寄りした中国・上海総合指数が切り返し、時間外取引のNYダウ先物がプラス圏に浮上するなどリスクオフムードが一服するなか、正午頃には一時109円90銭近辺まで上昇した。ただ、今晩に米1月小売売上高や米1月鉱工業生産の発表が予定されているほか、来週17日の米市場が休場となることから一段と上値を追う勢いはなく、午後は109円80銭台でもみあった。一方、ユーロ圏の景気減速懸念などを背景に、ユーロは対ドルや対円で売られる状況が続いている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0837ドル前後と前日と比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=118円99銭前後と同30銭強のユーロ安・円高で推移している。