注目銘柄ダイジェスト(前場):オルトプラス、ヘリオス、トビラシステムズなど

市況
2020年3月27日 12時02分

JSR<4185>:1855円(+44円)

反発。前日に業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の400億円から330億円に減額、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、主要市場である中国などでのタイヤ生産がさらに低迷しているほか、主力の合成ゴムなどで構成するエラストマー事業も営業段階で赤字に転落のもよう。市場コンセンサスの380億円程度も下回る水準だが、もともと下振れも想定されていたことで、大きなネガティブインパクトにはつながらず。

ゼンリン<9474>:1105円(+60円)

大幅続伸。NTT<9432>との資本業務提携を発表している。発行済み株式数の7.32%に当たる420万株分の自己株式を、NTTが第三者割当の方式で取得し、同社第3位の大株主となる。インフラ管理、Maas・自動運転分野、スマートシティの分野などにおける両社のビジネス拡大、「高度地理空間情報データベース」を共同で構築していく方針。株式価値は希薄化の形になるが、提携関係構築による将来的な業容拡大を期待する動きが先行へ。

オルトプラス<3672>:700円(-135円)

急落。アイディアファクトリーとの合弁会社が『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』の配信を昨日よりスタートさせている。昨年後半以降は同タイトルへの期待感が高まっていただけに、出尽くし感が優勢の展開にもなっているようだ。また、アップルストアのトップセールスランキングでは6位となっており、期待されたほどランキングは上がっていないとの見方も多いようだ。

トビラシステムズ<4441>:1254円(+90円)

大幅に反発。モバイル向けの迷惑ショートメール(SMS)フィルターサービスが検知率99%の精度で詐欺の恐れがあるSMSをフィルタリング可能と発表している。同社は詐欺の可能性がある送信元や本文情報などを独自のアルゴリズムで抽出し、技術者による社内調査を経てデータベース化している。「マスクを配布する」などとして新型コロナウイルスの感染拡大に乗じたフィッシング詐欺も検知したという。

東エレク<8035>:20915円(+595円)

大幅反発。前日の米国市場が強い動きとなり、SOX指数も6.8%の急騰、同社など国内半導体関連株の追い風材料となっている。米国では25日にマイクロンが12-2月期の決算を発表、減収減益とはなったものの、新型コロナウイルスの影響が懸念された中、売上高、EPSともに市場予想を上回った。3-5月期見通しも市場予想並みの水準となっており、半導体関連の足元業績に対する過度な警戒感後退につながっている。

ヘリオス<4593>:1480円(+140円)

大幅に反発。急性呼吸窮迫症候群(ARDS)患者を対象とした同社の体性幹細胞再生医薬品MultiStem(HLCM051)の有効性・安全性を検討する第2相試験を実施しており、組み入れが順調に進んでいると発表している。新型コロナウイルスに起因するARDS患者の組み入れも可能で、現在、有効性や安全性を評価する上で課題がないかを専門医師らと協議しているという。

AI CROSS<4476>:1115円(+1円)

朝高後、値を消す。イベントやアミューズメントパークなどの来場者の携帯電話番号を取得し、ショートメッセージサービス(SMS)を一斉配信するサービス「絶対リーチ!for来場者」の提供を開始すると発表している。オプションで来場者の意見や感想などの情報を事業者が受け取る仕組みも提供する。また、来場者からの返信が可能な双方向SMSやWebブラウザー上のアンケートフォームなども用意しているという。

《ST》

提供:フィスコ

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