★本日の【イチオシ決算】 ブロッコリー、日エンター、ポート (3月31日)
1)本日(3月31日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【ブロッコリー <2706> [JQ]】 ★前期経常を63%上方修正
◆20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の4億3000万円→7億0300万円に63.5%上方修正。減益率が48.4%減→15.7%減に縮小する見通しとなった。2月に開催したイベント会場でのグッズ販売が好調だったことが寄与。劇場版「うたの☆プリンスさまっ♪」関連グッズにかかるロイヤリティ収入を計上したことも利益を押し上げた。
● サプライズな決算発表・業績修正
フェリシモ <3396> ★前期経常を87%上方修正
◆20年2月期の連結経常利益を従来予想の1億9500万円→3億6500万円に87.2%上方修正。減益率が73.0%減→49.5%減に縮小する見通しとなった。売上高は計画未達だったものの、梱包仕様の変更で出荷関連コストが想定を下回ったうえ、新規事業分野における広告費の減少も寄与し、採算は大きく改善した。
日エンター <4829> ★6-2月期(3Q累計)経常が83%増益で着地
◆20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比83.5%増の2億3300万円に拡大して着地。業務用スマートフォンアプリや自社開発サービスを活用した受託開発が堅調だったほか、スマートフォンの買い替え需要が拡大するなか、設定作業を自動化するキッティングRPAツールなどが大きく伸びた。
ポート <7047> [東証M] ★今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.3億円→7億円に9.5%上方修正。増益率が23.6%増→35.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。マーケティング効率の改善でファイナンス系メディアの送客数が想定より大幅に増加したことが寄与。コスト抑制を進めたことも上振れにつながった。
TDSE <7046> [東証M] ★今期経常を51%上方修正
◆20年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の8000万円→1億2100万円に51.3%上方修正。減益率が62.3%減→42.9%減に縮小する見通しとなった。プロジェクトの効率的な推進が奏功し、外注費をはじめとしたコストを大幅に削減したことが寄与。新型コロナウイルス感染拡大による広告イベントの中止で経費が減少したことも上振れの要因となった。
ケーヨー <8168> ★前期経常を71%上方修正
◆20年2月期の経常損益(非連結)を従来予想の7億円の黒字→12億円の黒字(前の期は7.5億円の赤字)に71.4%上方修正。DCM商品の入れ替えや商品構成の良化で利益率が改善したことに加え、店舗作業の見直しを中心に経費削減が進んだことが上振れに貢献した。
■引け後発表
◆本決算:
<7545> 西松屋チェ
◆第1四半期決算:
<5942> フイルコン
<7965> 象印
<9369> キユソ流通
◆第2四半期決算:
<2164> 地域新聞社 [JQG]
合計5社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース