今日の為替市場ポイント:緊急事態宣言発令を想定して円買い抑制も

通貨
2020年4月6日 8時37分

3日のドル・円は東京市場では107円80銭から108円29銭まで反発。欧米市場でドルは108円12銭から108円68銭まで反発し、108円47銭で取引終了。

本日6日のドル・円は、主に108円台で推移か。日本国内におけるウイルス感染の増加を警戒して安倍首相は本日中にも緊急事態宣言に向けた準備に入ることを表明するとの見方が広がっており、目先的にドル売り・円買いは抑制される可能性がある。

報道によると、緊急事態宣言を出す際には、専門家によって構成される諮問委員会を開き、期間や区域などを定めた公示案と基本的対処方針の変更案について諮問する。また、一部報道によると、政府は、変更案について専門家に意見を聞きながらすでに検討作業に入っているもよう。緊急事態宣言が発令されても、欧米諸国で実施されている都市封鎖が行なわれることはないとの見方が多いようだが、一般市民の行動制限は一段と強化されることから、経済情勢のさらなる悪化が懸念されている。

国内株式市場は日本経済の大幅な悪化をある程度織り込んだ水準で推移しているとの見方が多いものの、緊急事態宣言が発令された場合、日経平均は一時的に大幅安となる可能性がある。為替については見方が分かれているが、円売り材料になるとの声が聞かれており、短期的に株安・円安の相場展開となるケースもあり得る。

《CS》

提供:フィスコ

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