ナノキャリア---遺伝子治療薬VB-111の第3相臨床試験に日本参画へ

材料
2020年4月6日 14時45分

ナノキャリア<4571>は3日、同社が3月27日に発表した、遺伝子治療薬VB-111のプラチナ製剤抵抗性卵巣がんを対象とした国内開発決定を受けて、導入元のVBLが国際共同第3相臨床試験(OVAL試験)への日本参画についてコメントを発表した。

VBLのCEOであるDr.Dror Harats氏は、卵巣がんを対象としたVB-111のOVAL試験を日本に拡げることは、患者登録の地域を拡大し、上市を加速させると期待している、と述べたという。

この国内試験のスタートにあたり、ナノキャリアからVBLへのマイルストン支払いは発生しない。ナノキャリアは、日本の開発を担当し、開発費を負担することになるが、国際共同治験に途中から参画することで国内開発コストを大幅に圧縮できるとみられる。同社は、国内開発スタートに向けた規制当局との相談および準備を進めているとしている。この開発による業績への影響は、5月発表予定の2021年3月期業績予想に織り込む予定としている。

《SF》

提供:フィスコ

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