本日注目すべき【好決算】銘柄 ウエルシア、ベル24HD、サーラ (8日大引け後 発表分)
8日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ウエルシア <3141> ★今期経常は3%増で23期連続最高益、4円増配へ
◆20年2月期の連結経常利益は前の期比28.1%増の403億円で着地。続く21年2月期も前期比3.4%増の417億円に伸び、23期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は118店舗の新規出店を計画、大都市近郊のドミナント形成に注力するほか、店舗業務や調剤業務のシステム化・機械化を進める方針。
併せて、前期の年間配当を46円→50円(前の期は42円)に増額し、今期も前期比4円増の54円に増配する方針とした。なお、新型コロナウイルスの影響は織り込んでいない。
サーラ <2734> ★12-2月期(1Q)経常は34%増益で着地
◆20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比34.0%増の29.3億円に拡大して着地。大口取引先の獲得で工業用都市ガスの販売が伸びたほか、バイオマス発電所の新規稼働も寄与した。動物用医薬品の販売好調や連結子会社の増加でアニマルヘルスケア事業が伸長したことも増益に貢献した。また、為替予約に係るデリバティブ評価益が大幅に増えたことも利益を押し上げた。
ベル24HD <6183> ★前期税引き前は33%増益で着地
◆20年2月期の連結税引き前利益は前の期比32.6%増の105億円に拡大し、4期連続増収となった。コンタクトセンター事業でキャッシュレス関連案件が好調だったほか、協業体制を強化した凸版印刷 <7911> からスポット業務を継続的に受注したことも収益拡大に貢献した。また、前の期に発生した医薬関連事業再編に絡む一時的損失がなくなった反動も大幅増益の要因となった。
なお、21年2月期の業績見通しは開示しなかった。
株探ニュース