FRONTEO大幅高、新型コロナ治療薬候補の選定に有効なメカニズム解析に成功
FRONTEO<2158>が大幅高となっている。同社はきょう、独自に開発した病気にかかわる重要な遺伝子や分子を可視化するAI(人工知能)システム「Cascade Eye」を利用し、新型コロナウイルス感染症に関するパスウェイマップ(遺伝子などの関係性をつないだもの)の構築に成功したと発表。これが株価を刺激しているようだ。
同社によると、マップ上に示された分子や遺伝子に関する論文を解析することにより、既存薬の候補を探索することが可能で、既存薬のターゲットになっている分子も判明。このパスウェイマップを治療薬の選定に利用してもらうため、広く製薬企業や公的機関などに公開するとしている。また、今回の研究成果は、新型コロナウイルス感染症だけでなく、今後のウイルスパンデミック発生時に、より短時間での治療薬の候補選定にも有用だという。