<注目銘柄>=恵和、ニッチ分野で高シェア獲得し継続成長へ
恵和<4251>の1000円台半ばは仕込み好機となりそうだ。同社は19年10月に東証2部に新規上場してまだ日の浅いニューフェース銘柄。光学シートと、産業資材などに使われる機能製品を収益の2本柱としている。スマホやタブレット端末向け光拡散フィルム「オパルス」を商品展開、ニッチ分野にターゲットを絞り世界的に高シェアを確保するなど順調に業績を伸ばしている。20年12月期営業利益は、前期比9.7%増の10億2500万円と過去最高益を見込む。今後、次世代通信規格「5G」の活用拡大とともに、スマホや車載端末の需要獲得への期待も大きい。
また、同社は医療用資材不足にも対応しており、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療機関向けフェイスシールド用フィルムの提供を開始するなど話題性も豊富。更に、足もとテレワークの急速な普及で、ノートパソコンやタブレット端末製品の利用が拡大していることも同社に追い風となる。(れい)