コニシ---20年3月期は増収増益、ボンドが堅調

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2020年5月1日 12時27分

コニシ<4956>は4月30日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.8%増の1,351.80億円、営業利益が同1.2%増の71.15億円、経常利益が同0.9%増の72.48億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%増の45.85億円となった。

ボンドの売上高は前期比0.5%増の499.79億円、営業利益は同4.7%増の43.31億円となった。一般家庭用関連は、100円均一ショップ、ホームセンターの販売ルートでの売上は堅調に推移したが、コンビニエンスストアの販売ルートでの売上は減少した。また、手芸ルート向けの新製品「ボンド 裁ほう上手スティック」の販売が好調に推移した。住宅関連は、新設住宅着工戸数が弱含みで推移しているが、内装工事用接着剤およびタイル施工用接着剤の売上は好調に推移し増加した。また、補修用シーリング材の売上も好調に推移し増加した。産業資材関連は、自動車・電子部品等に使用される弾性接着剤の売上が増加した。

土木建設の売上高は前期比3.7%増の308.44億円、営業利益は同9.0%減の20.44億円となった。建築分野は、外壁はく落防止工法に使用する材料、建築用シーリング材が好調に推移し、売上が増加した。土木分野は、表面保護・はく落防止工法は低調に推移したが、連続繊維シート補強工法等の補強工法が好調に推移し、売上が増加した。土木建設工事業は、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が堅調に推移しておりボンドエンジニアリングの売上は増加した。

化成品の売上高は前期比0.8%減の540.84億円、営業利益は同10.8%減の5.53億円となった。化学工業業界は、エタノール関連商材の売上が増加し、売上は微増となった。電子電機業界は、半導体関連商材およびスマートフォン関連商材が低調に推移した。自動車業界は、電子部品に使用される商材が好調に推移し、売上は大きく増加した。塗料業界は、建築用塗料向け商材が好調に推移したが、自動車補修用塗料向け商材およびその他塗料向け商材が低調に推移した。丸安産業は、半導体製造に使用される商材およびコンデンサに使用される商材が低調に推移した。

その他の不動産賃貸業の売上高は前期比108.4%増の2.71億円、営業利益は同917.3%増の2.19億円となった。2019年2月に北浜TNKビル(現北浜コニシビル)を自社ビル化したことにより賃貸収益が増加した。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.8%増の1,390.00億円、営業利益が同0.9%増の71.80億円、経常利益が同0.2%増の72.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.7%増の46.20億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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