すららネット---1Qは2ケタ増収・各利益も黒字転換、各マーケットが順調に推移

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2020年5月1日 19時44分

すららネット<3998>は4月30日、2020年12月期第1四半期(20年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比18.8%増の3.12億円、営業利益が0.78億円(前年同期は0.92億円の損失)、経常利益が0.86億円(同0.92億円の損失)、四半期純利益が0.59億円(同0.64億円の損失)となった。

学習塾マーケットの売上高は前年同期比8.9%増の1.62億円となった。「低学力の生徒に対する学力向上教材」として強固なポジショニングの認知が進んでいるとともに、同社のサービスを使っての独立開業や、従来塾を経営している個人顧客に加え、地方の大手塾や放課後等デイサービス施設との新たな契約が堅調に進捗している。その一方で、毎年3月の年度末に合わせた生徒の卒業等によるIDの終了手続き等が発生し、当第1四半期末時点の導入校数は966校(前期末比135校増加)、ID数は17,256ID(前期末比893ID減少)となった。

学校マーケットの売上高は前年同期比12.7%増の0.91億円となった。私立学校における活用の拡大と深化が進んだことに加え、通信制高校や地方部の公立学校などでの採用などが進み、契約数は堅調に進捗している。その一方で、毎年3月の年度末に合わせた生徒IDの終了手続き等が発生し、当第1四半期末時点の導入校数は200校(前期末比17校増加)、ID課金数(校舎課金を除く)は32,660ID(前期末比816ID減少)となった。

BtoCマーケットの売上高は前年同期比81.1%増の0.55億円となった。個人学習者向けのBtoCマーケットにおいては、新型コロナウイルス感染症拡大による自宅学習の増加と昨今社会問題として注目されつつある不登校に関する問い合わせの増加により、ID数は増加傾向にあり、当第1四半期末時点のID数は2,689ID(前期末比340ID増加)となった。

海外マーケットにおいては、主にスリランカ及びインドネシアにおいて現地の私立学校との契約が堅調に進捗し、当期末時点のID数は2,467ID(前期末比66ID増加)となった。

この結果、同社全体の当第1四半期末時点における導入校数は1,216校(前期末比160校増加)、利用ID数は70,242ID(前期末比275ID増加)となった。

2020年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比19.5%増の13.64億円、営業利益が同136.2%増の1.52億円、経常利益が同161.7%増の1.72億円、当期純利益が同160.3%増の1.14億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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