Jストリーム---20年3月期は2ケタ増収増益、配信事業及び制作・システム開発事業が好調を維持

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2020年5月7日 11時41分

Jストリーム<4308>は4月30日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比24.5%増の84.42億円、営業利益が同74.7%増の5.47億円、経常利益が同76.1%増の5.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.4%増の2.49億円となった。

配信事業の売上高は前期比20.0%増の42.30億円となった。メディア業界のコンテンツ配信にかかる大規模配信、技術サポートや運用受託業務の受注が順調に推移した。医薬系企業によるオンライン講演会等の情報提供のためのライブ配信案件の受注についても、大口取引先をはじめとして順調に推移した。第4四半期においては、この傾向が持続したことに加え、新型コロナウイルス感染症対策のためにライブを活用する事例が増加し前年実績を大きく上回る結果となった。

制作・システム開発事業の売上高は前期比36.9%増の34.43億円となった。コンテンツ配信サイトのリニューアルにかかるシステム開発、eスポーツ関連機材導入を伴うスタジオ設計、教育系の動画利用にかかるシステム開発等の大口受注が得られたが、Web制作に関する受注は比較的小口の案件が多くなり、全体では前年度並に推移した。映像制作は大口の案件が少なく、また、映像制作系子会社における映像等スタジオ利用の受注が低水準に留まったことが売上減少要因となったが、2019年8月末に子会社化したビッグエムズワイによる医薬系企業向けの映像制作、コンテンツ制作やシステム開発売上が大きな売上増加要因となった。

その他の事業の売上高は前期比3.8%増の7.68億円となった。子会社によるエンコード等設備の販売を伴うインテグレーション業務売上について前年度ほどの大口受注がなかったが、広告関連売上が医薬関連中心に伸長した。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大やその収束時期による影響を現時点で合理的に算定することが困難なため、開示していない。業績予想については、予想の開示が可能となった時点で速やかに開示するとしている。

また同日、通期目標に対して十分な結果を達成できたとして、1株あたり期末配当金の予想を6.50円とすることを発表した。

《SF》

提供:フィスコ

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