アイナボホールディングス---2Q増収、大型物件事業が好調に推移

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2020年5月11日 12時21分

アイナボホールディングス<7539>は8日、2020年9月期第2四半期(19年10月-20年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.1%増の356.46億円、営業利益が同0.3%増の15.52億円、経常利益が同0.8%減の16.70億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同4.1%増の10.60億円となった。

戸建住宅事業の売上高は前年同期比2.6%減の298.56億円、セグメント利益は同11.6%減の15.32億円となった。タイル・建材販売は、木質建材、プレカット材の販売が増加したことにより、売上高は前年同期並みとなった。タイル・建材工事は、ハウスメーカーからの外壁タイル工事の受注が増加したことに加え、工務店向けサッシの出荷が好調に推移したことにより、増収となった。住宅設備機器関連販売及び工事は、特定のビルダー向けのユニットバス商材がスペックアウトしたことや、新型コロナウイルスの影響による衛生機器等の納期遅延により、受注高の減少や売上の期ずれが発生したことにより、減収となった。

大型物件事業の売上高は前年同期比16.9%増の57.89億円、セグメント利益は同57.7%増の6.81億円となった。タイル工事は、東京オリンピック・パラリンピック施設や首都圏の大規模再開発施設の工事が順調に推移したことにより、増収となった。住宅設備販売及び工事は、リニューアル工事やリフォーム商材の納材が増加するとともに、首都圏において、特定の既存顧客からの大型マンション向けユニットバス工事の納材が当中間期に集中したことにより、増収となった。空調衛生設備工事は、官公庁物件の工事が引き続き好調に推移したことにより、売上高は前年同期並みとなった。

2020年9月期通期については同日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえて未定とし、業績予想の合理的に算定が可能となった段階で速やかに公表するとしている。

《SF》

提供:フィスコ

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