テノックス---20年3月期は2ケタ増益、建設事業における工事の利益率が改善

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2020年5月13日 18時12分

テノックス<1905>は12日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.5%減の185.83億円、営業利益が同19.5%増の11.39億円、経常利益が同16.7%増の11.79億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.1%増の7.68億円となった。

建設事業の売上高は前期比11.4%減の179.63億円、セグメント利益は同21.6%増の10.55億円となった。杭工事では土木の鉄道、高速道路関連工事や建築の公共施設関連工事等が順調に推移するが、東北の震災復興関連の水門工事が終盤を迎えた。地盤改良工事では住宅関連工事が増加したが、大型の工場や商業施設関連工事が一服したことや年度末に向け完成を予定していた工事の遅れなどにより減収となった。また、利益については、売上高が減少したが前期に計上した施工不具合の復旧に伴う工事関連費用がなくなったことや施工管理の徹底を進めたことで固定費を吸収でき、工事の利益率が改善し前期を上回った。

土木建築コンサルティング全般等事業は、主に設計・計算業務に関する収入が増加し、売上高は前期比22.3%増の5.98億円となった。一方で、大学への寄付や展示会への参加費用等が増加し、セグメント利益は同19.8%減の0.78億円となった。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、経済活動への様々な影響が懸念されているが、同社においても感染拡大の影響については不確定な要素が多く、2021年3月期の連結業績予想を合理的に見積もることが困難であることから、現時点では未定としている。連結業績予想の開示が可能となった時点で速やかに公表するとしている。

《SF》

提供:フィスコ

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