天昇電気工業---20年3月期は増収増益、日本・中国・アメリカ成形関連事業が好調に推移

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2020年5月29日 9時37分

天昇電気工業<6776>は27日、2020年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.1%増の183.51億円、営業利益が同10.0%増の10.44億円、経常利益が同4.7%増の10.22億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.9%増の7.00億円となった。

日本成形関連事業の売上高は前期比1.3%増の158.71億円、セグメント利益は同6.6%増の6.64億円となった。自動車関連部品の売上が好調に推移した。

中国成形関連事業の売上高は前期比15.8%増の4.43億円、セグメント利益は同59.4%増の0.41億円となった。物流産業資材及び機構品部品を中心とした売上拡大に向け注力した。利益面では、工場経費を中心とした徹底的な原価削減を進めた。

アメリカ成形関連事業の売上高は前期比37.1%増の17.46億円、セグメント利益は同83.7%増の1.13億円となった。アメリカ系企業を中心に売上拡大に向け注力した結果、テレビ部品の他、玩具、家具部品等に加え医療機器関連も好調に推移した。利益面では、生産性効率化による原価低減を推し進めた。

不動産関連事業の売上高は前期比4.3%減の2.89億円、セグメント利益は同5.5%減の2.23億円となった。相模原市、伊那市所在の賃貸建物及び二本松市所在の土地から構成されている。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、現段階で合理的な業績予想の算定を行うことが困難なことから、未定としている。今後、業績予想の算定が可能となった段階で速やかに公表する。

《SF》

提供:フィスコ

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