東京株式(前引け)=小幅続伸、利食い売りで一時マイナス圏に沈む場面も
4日前引けの日経平均株価は前営業日比17円25銭高の2万2631円01銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億6969万株、売買代金概算は1兆3174億4000万円。値上がり銘柄数は727、対して値下がり銘柄数は1323、変わらずは117銘柄だった。
前日の欧米株高を受け、朝方はリスク選好ムードのなか、日経平均は大きく買い優勢で始まり、寄り付き早々に2万2900円台まで上値を伸ばしたが、その後は個人投資家中心に利益確定を急ぐ動きが出て値を消す展開となった。日経平均は騰落レシオやRSIなどのテクニカル指標が過熱領域にあり上値が重く、一時はマイナス圏に沈んだものの、前場引け際に買いが入り、小幅ながらプラス圏に切り返した。ただ、値下がり銘柄数は全体の6割を占めTOPIXはマイナス圏で着地している。
個別ではソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>がしっかり、東京エレクトロン<8035>も買いが先行した。HOYA<7741>も買いが優勢。ダブル・スコープ<6619>、内田洋行<8057>がストップ高、アイティメディア<2148>も大幅高となった。半面、武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>など医薬品株が軟調、オリエンタルランド<4661>も冴えない。GMOクラウド<3788>も売りに押された。レオパレス21<8848>が急落、リンクアンドモチベーション<2170>も安い。