株価指数先物【寄り前コメント】SQ前で大きなトレンドは出にいところ、ハイテク株が指数を下支えも

市況
2020年6月10日 8時15分

大阪6月限ナイトセッション

日経225 22870 -240 (-1.03%)

TOPIX 1619.0 -10.5 (-0.64%)

CME先物 22890 -220

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

9日の米国市場はNYダウ、S&P500が下落する一方で、ナスダックが上昇。労働省の雇用動態調査(JOLTS)が発表した4月の求人件数が505万件と前月の601万件から減少したことから、景気回復期待による急ピッチの上昇にブレーキがかかった。ただし、AMDが6%を超える上昇だったほか、アルファベット(グーグル)、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトといったGAFAM銘柄は全般堅調であり、リバランスの流れであろう。

シカゴ先物は一時2万2705円まで下げる場面がみられたが、引けにかけて下げ幅を縮めており、清算値は2万2890円だった。日経225先物ナイトセッションは2万2870円で取引を終えている。ナイトセッション開始直後にグローベックスの米株先物の弱い値動きを受けて2万2700円まで下げており、米国市場の下落の影響は限られよう。

そのため、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行するだろうが、売り一巡後は底堅さが意識されやすい。週末の6月先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控え、限月交代に伴う期先へのロールオーバーは順調に進んでいるが、SQ前で大きなトレンドは出にくいところであろう。また、GAFAM銘柄の流れを受けて、昨日は弱い動きが目立っていた指数寄与度の大きい値がさハイテク株の一角が下支えになりそうである。

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