三井ハイテクが急反騰、電子部品事業の急回復で2~4月期は経常黒字に浮上
三井ハイテック<6966>がマドを開けて大きく買われ、前日比18.4%高の1722円まで上値を伸ばした。9日取引終了後に発表した21年1月期第1四半期(2~4月)の連結決算は、売上高216億8900万円(前年同期比5.3%増)、経常損益1億8000万円の黒字(前年同期は2億2600万円の赤字)で着地しており、これを好感する買いが入っている。
半導体パッケージの内部配線としてに使われるリードフレームを手掛ける電子部品事業の業績が急回復したことが寄与。新型コロナウイルス感染症拡大を背景とする操業停止から早期回復した生産拠点を活用し供給不足に対応したことに加え、生産性向上や原価低減を進めたことも利益改善に大きく貢献した。一方、新型コロナウイルスの業績への影響が見通せないため、従来の通期業績予想を取り下げ、未定に変更した。