ギグワークス---第2四半期累計期間は売上と営業利益ともに過去最高、両事業は好調に推移

材料
2020年6月15日 17時05分

ギグワークス<2375>は12日、2020年10月期第2四半期(19年11月-20年4月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.7%増の91.83億円、営業利益が同0.1%増の4.44億円、経常利益が同5.3%減の4.47億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.9%増の2.69億円となった。

オンデマンドエコノミー事業の売上高は前年同期比1.8%増の78.42億円、セグメント利益は同2.7%増の8.47億円となった。オンデマンドサービスにおいては、IT周辺機器や多言語にも対応したヘルプデスクのニーズは底堅く、通信販売事業者向けの案件も拡大し好調に推移している。「東京・大阪・福岡・北九州・熊本」の5拠点にあったコンタクトセンターは、「東京・大阪・福岡」を中心に増席を進め、2020年4月、福岡市に福岡第2コンタクトセンターを新たに開設した。一方、2020年1月14日のWindows 7サポート終了によるパソコンリプレイスについての大規模な需要は、一定程度一巡した感もあり、パソコンの設定設置業務は例年並みの水準で推移した。また、次世代通信規格5Gに関するインフラ整備の需要が高まってきており、体制を整え収益拡大を目指すとしている。プロフェッショナルサービスにおいては、CRMシステムの販売は想定通りに伸長し、受託開発案件の引き合いも増加し、業績は好調に推移した。

シェアリングエコノミー事業の売上高は前年同期比49.4%増の13.58億円、セグメント利益は0.97億円(前年同期は0.01億円の損失)となった。シェアオフィスを首都圏中心に59拠点で展開し、利用者に対して低コストで高品質な施設を提供している。シェアオフィスの利用企業数は4,500社、ドロップイン会員についても900社を超え、既存オフィスの稼働率は91%と高い水準を維持している。2020年3月には、藤田観光<9722>との業務提携により、ビジネスホテルの旗艦店「新宿ワシントンホテル」「東京ベイ有明ワシントンホテル」内にシェアワークプレイス「THE HUB」を出店し、ビジネス利用の宿泊者向けに「ワークスペース付き宿泊プラン」を提供している。さらに2020年6月には北大阪エリア最大規模となる1,400坪超の巨大シェアワークスペースを出店し、その内装工事等を手掛けたこともあり、前年同期を大幅に上回る水準で推移した。

2020年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.0%増の190.00億円、営業利益が同14.8%増の9.00億円、経常利益が同12.3%増の9.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.7%増の5.50億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.