ナブテスコが5日ぶり反発、コロナ禍も精密減速機の需要旺盛
ナブテスコ<6268>が5日ぶり反発。ここ調整色を強めていたが前日の全体相場急落局面でほぼ十字足を示現、きょうは日経平均の切り返しに歩調を合わせマドを開けて切り返しに転じている。精密減速機で世界的にも断トツのシェアを誇るが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴う設備投資需要の減少がマイナス材料とみられていた。しかし、1~3月期の営業利益は前年同期比33%増と好調で、20年12月期通期見通しも前期比26%増の320億円を見込んでいる。自動車向け需要が堅調を維持しているほか、落ち込みが懸念されている航空機向け需要も、墜落事故を起こした米ボーイング小型機「737MAX」の試験飛行開始の報道を受け、思惑買いを誘っている。