前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2020年7月1日 5時20分

■Jフロント <3086>  718円 (-40円、-5.3%)

J.フロント リテイリング <3086> は4日続落。29日の取引終了後、21年2月期の連結業績について売上高を4110億円から3320億円(前期比30.9%減)へ、営業損益を120億円の黒字から300億円の赤字(前期402億8600万円の黒字)へ、最終損益を50億円の黒字から260億円の赤字(同212億5100万円の黒字)へ下方修正すると発表しており、これが嫌気されたようだ。第1四半期決算が 新型コロナウイルス感染症拡大による影響で大幅に悪化したことや、来店客数や売上、店舗賃貸収入が第2四半期・年度を通じて段階的に回復すると見込むとしたことなどを踏まえ、業績予想の修正を行った。なお、従来未定としていた配当予想について、中間9円・期末18円の年27円(前期実績は年36円)にするとした。また、同時に第1四半期(3-5月)連結決算を発表しており、売上高1134億3800万円(前年同期比58.6%減)、営業損益271億300万円の赤字(前年同期127億9400万円の黒字)、最終損益203億3400万円の赤字(同74億4700万円の黒字)で着地した。

■象印マホービン <7965>  1,362円 (-49円、-3.5%)

象印マホービン <7965> は9日続落。29日の取引終了後、20年11月期の連結業績予想について、売上高を805億円から740億円(前期比6.5%減)へ、営業利益を55億円から47億円(同13.7%減)へ、純利益を40億円から31億円(同24.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、ホットプレートやホームベーカリーなどの電気調理器具が巣ごもり需要で好調だった一方、インバウンド需要の激減や外出自粛などの影響でステンレスボトルの売り上げが大きく減少したことが要因。また、海外でも販売活動が制約されたことから中国、東南アジアでステンレスボトルを中心に低調に推移したことが響いたとしている。なお、第2四半期累計(19年11月21日-20年5月20日)決算は、売上高398億1900万円(前年同期比9.9%減)、営業利益31億2200万円(同23.6%減)、純利益20億3200万円(同30.4%減)だった。

■日経Dインバ <1357>  800円 (-19円、-2.3%)

NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 <1357> [東証E]が反落。日経平均株価に対し逆方向に連動するETFで価格変動率がマイナス2倍に基本設定されているが、ここにきて強弱感が対立している。週明け29日に日経平均が500円を超える下げをみせた場面では大幅高となり約3ヵ月ぶりに25日移動平均線の上に株価を浮上させていた。しかし、30日は前日の米株高を受け日経平均が大きく切り返したことで、日経Dインバも上値を押さえられる形となった。注目されたのが信用取引の買い残の多さで、直近データでは1億1400万口を超え過去最高水準にある。実質的に個人投資家に空売りポジションを取る動きが強まっていることを物語る。

※30日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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