前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2020年7月3日 5時20分

■ディディエス <3782>  324円 (-43円、-11.7%)

ディー・ディー・エス <3782> [東証M]が急反落。1日にマドを開けてストップ高に買われたが、2日はその反動で目先筋の利益確定売りに押される展開となった。同社は1日取引終了後、テレワーク推進キャンペーンを実施することを発表した。6月末に受付終了した「クラウド本人認証『マガタマサービス』無償利用プログラム」の期間を延長して提供する。ただ、買い材料としては弱く株価の反応は限られた。

■串カツ田中 <3547>  1,423円 (-158円、-10.0%)

東証1部の下落率9位。串カツ田中ホールディングス <3547> が続急落。1日の取引終了後、20年11月期上期(19年12月-20年5月)の連結経常損益を従来予想の3億9000万円の黒字から4100万円の赤字(前年同期は3億7800万円の黒字)に下方修正すると発表しており、これが嫌気されたようだ。 新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛要請を受け、休業や時間短縮を実施したことで来客数が大幅に減少したことが響いた。併せて、今期業績予想を取り下げ、未定とすることも明らかにしている。

■あみやき <2753>  3,005円 (-75円、-2.4%)

あみやき亭 <2753> が続落。同社は、2日の午前7時30分に第1四半期(4-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比50.1%減の39億9600万円、営業損益は13億3500万円の赤字(前年同期は6億2700万円の黒字)となったことが警戒された。21年3月通期の業績予想は未定とした。新型コロナウイルスによる影響が出るなか、主力の焼肉事業が大幅な減収となったことなどが響いた。

■TDK <6762>  10,300円 (-230円、-2.2%)

TDK <6762> が続落。岩井コスモ証券は1日、同社株の投資判断を「A」から「B+」に引き下げた。目標株価は1万1900円(従来1万4000円)に見直した。モバイル機器向けリチウム2次電池は堅調だが、同社は受動部品の車載向け売上比率が高く、業績が力強さを取り戻すタイミングが遅れる可能性を指摘している。20年3月期の連結営業利益は前の期比9.2%減の978億7000万円となった。受動部品と磁気応用製品が減益で同利益は1000億円を割り込んだ。21年3月期の同利益も前期比28.5%減の700億円が見込まれている。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の停滞で自動車やスマホ向け販売が影響を受けることが懸念されている。

※2日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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