東京株式(大引け)=90円高、3日ぶり反発も上値の重い展開に

市況
2020年7月9日 15時43分

9日の東京株式市場は前日の米株高を受け日経平均は反発に転じたものの上値は重かった。値下がり銘柄数が値上がりを大幅に上回った。

大引けの日経平均株価は前営業日比90円64銭高の2万2529円29銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は11億7582万株、売買代金概算は2兆2220億円。値上がり銘柄数は594、対して値下がり銘柄数は1496、変わらずは81銘柄だった。

前日の欧州株市場は安かったが、米国株市場ではこの流れを断ち切る形で主要3指数が揃って買われ、ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。これを受けきょうの東京市場は朝方売り買い交錯のなか方向感に欠ける展開だったものの、下値では買いが厚く前日終値を上回る水準で強含み、後場に入ると一段高に買われた。ただ、東京都でのコロナ感染者数が220人以上確認されたと伝わると、これが投資家心理を冷やす形で上げ幅を縮小した。日経平均株価は一時240円以上高い場面もあったが、225採用銘柄のソフトバンクGやファミマなどが大きく上昇したことによる影響が大きくTOPIXは前引け時点では安かった。大引けはTOPIXもわずかにプラス圏で着地したが、値下がり銘柄数が1500近くに達し、全体の69%を占めるなど地合いは悪かった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの商いをこなし大幅高。ソニー<6758>も大きく買われた。レーザーテック<6920>も物色人気。アドバンテスト<6857>もしっかり。エーザイ<4523>が上昇、サムコ<6387>も値を飛ばした。ローソン<2651>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も高い。ファミリーマート<8028>はストップ高。ベルシステム24ホールディングス<6183>、ヨンドシーホールディングス<8008>も急伸。

半面、トヨタ自動車<7203>が冴えず、イオン<8267>が下落。武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>が安く、神戸物産<3038>も売られた。ウエルシアホールディングス<3141>なども安い。イオンフィナンシャルサービス<8570>が急落、古河電池<6937>、TOKYO BASE<3415>、ペッパーフードサービス<3053>なども大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS

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