カネ美食品の第1四半期は営業赤字に転落
カネ美食品<2669>は10日の取引終了後、第1四半期(3~5月)単独決算を発表。売上高177億2100万円(前年同期比19.2%減)、営業損益3億9600万円の赤字(前年同期5億2300万円の黒字)、最終損益5億5700万円(同4億5200万円の黒字)と、営業赤字に転落した。
不要不急の外出自粛による外食控えと内食需要の高まりが寄与し、外販事業で同社が製造受託する夕食宅配弁当の受注数は伸長したものの、コンビニエンスストアの納品量が低調に推移した。また、テナント事業で緊急事態宣言の発令に伴う店舗の一時休業や営業時間短縮などの影響を受け、百貨店や駅ビルなどに展開する洋風総菜店舗「eashion(イーション)」及び外食店舗「寿司御殿」の業績が大幅に落ち込んだ。なお、21年2月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の今後の状況が不透明であるとして引き続き未定としている。