電算システム---2Qは2ケタ増収増益、各セグメントが好調に推移

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2020年7月31日 17時21分

電算システム<3630>は30日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.0%増の218.71億円、営業利益が同36.7%増の16.83億円、経常利益が同38.2%増の17.65億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.4%増の10.64億円となった。

情報サービス事業の売上高は前年同期比15.0%増の127.64億円、営業利益は同48.0%増の13.21億円となった。情報処理サービスにおいては、新型コロナウイルス流行の影響によりイベント中止、延期が相次いだことから各種ギフト処理サービスなどの処理件数は減少を余儀なくされ売上が減少した。一方、SI・ソフト開発及び商品販売においては、オートオークション業システム、教育関連システム、デジタルサイネージ、また、高まるリモートワーク需要などによりChromebookやG Suiteなどの案件が大きく伸長した。さらに各種業務の効率化を進めた結果、利益面でも大きく伸長した。

収納代行サービス事業の売上高は前年同期比3.8%増の91.06億円、営業利益は同13.7%増の3.63億円となった。新型コロナウイルス流行の影響により提供サービスごとにその明暗が分かれた。チケット系の前売り決済に使われるペーパーレス、スポーツクラブ等の会員制事業の代金回収に使われる口座振替は休止等の影響を受けたが、主力の払込票決済は昨年来の新規獲得先の稼働が逐次始まってきており件数の伸び率は順調に回復した。この傾向はしばらく続くものと想定され、売上伸び率は次第に回復してくると見込んでいる。また、国際送金部門が上期を通して黒字に転化した。全体としては売上の伸び支えとなる地方公共団体を含む新規先の獲得状況は計画通り進展している。

2020年12月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比14.9%増(前回予想比5.0%増)の462.00億円、営業利益が同10.2%増(同4.8%増)の25.00億円、経常利益が同10.8%増(同6.6%増)の25.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.9%増(同1.1%減)の16.04億円としている。

《ST》

提供:フィスコ

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