ナフコが7年ぶり高値に浮上、21年3月期経常を14期ぶり最高益に大幅増額修正
ホームセンター大手のナフコ<2790>が急騰している。株価は13年5月以来、約7年3カ月ぶりの高値となる2216円まで上昇した。7月31日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の経常利益(非連結)が前年同期比2.3倍の76億7200万円に急拡大しており、これを好材料視する買いが向かった。
マスクやアルコール除菌商材をはじめ新型コロナウイルス感染対策品の販売が好調だったほか、外出自粛要請を受けて園芸用品やペイント、木材といったDIY用品、収納用品、デスクチェアも伸びた。プライベートブランド商品の構成比上昇や広告自粛による値下げ減少なども大幅増益の要因となった。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の90億円(前期比0.4%増)から129億8700万円(同44.9%増)に上方修正し、14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。