エバラ食品が大幅反発、内食需要増追い風に上期業績予想を上方修正
エバラ食品工業<2819>が大幅高で4日ぶり反発している。7月31日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を248億2700万円から251億円(前年同期比1.9%減)へ、営業利益を7億4900万円から14億5000万円(同24.8%増)へ、純利益を5億100万円から9億9000万円(同25.7%増)へ上方修正しており、これが好感されている。
各自治体の外出自粛要請やテレワークの推進による急激な内食需要の増加などを受けて、「黄金の味」やポーション調味料などの家庭用商品の売り上げが計画を上回っていることが要因。また、商品構成の変化による原価率の低減や、一部旅費交通費などが未使用となっていることも寄与する。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算が、売上高123億7000万円(前年同期比1.9%増)、営業利益10億4600万円(同2.3倍)、純利益7億500万円(同2.3倍)だった。また、21年3月期通期業績予想は、売上高500億9500万円(前期比2.2%減)、営業利益17億200万円(同26.3%減)、純利益11億7500万円(同20.7%減)の従来見通しを据え置いている。