伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月4日記)

市況
2020年8月4日 8時14分

昨晩のNYダウが上昇したことで、日経平均株価は、本日寄り付き値が上放れて始まると考えられます。

本日の寄り付き値での上放れは、7月31日の安値が押し目になって、再上昇を開始する動きになる可能性を示しています。

日経平均株価は、今回の6月中旬以降の動きのように、振れ幅の大きなもちあいの動きを形成して、下値を切り上げる調整の動きとなった後、上昇するパターンがよく見られます。

過去の値動きを参考にすると、現在が上昇の途中なら、目先は、2万2500円前後でもみ合いを経過(その過程で下値堅さを再確認し、上昇のきっかけを待つ)した後、上昇を開始する展開と、目先、一気に2万3000円以上へ上げた後、2万3000円前後でもちあいの動きになる展開の2通りが考えられます。

前者の場合、本日は、寄り付き後、すぐに上値を抑えられる公算です。

後者の場合、本日は昨日と似た展開になると考えられます。

現在が下降の流れへ入っているなら、本日は、寄り付き後、すぐに下降を開始して、下げ幅の大きな動きになる公算です。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】

1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。

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