丸運---1Q減収も、主力の貨物輸送で価格改定や既存顧客との取引深耕・新規顧客獲得に注力

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2020年8月6日 16時01分

丸運<9067>は5日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.5%減の110.64億円、営業損失が0.41億円(前年同期は1.39億円の利益)、経常損失は0.02億円(同1.98億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は0.26億円(同1.51億円の利益)となった。

当第1四半期は、貨物輸送で価格改定の取り組みや既存顧客との取引深耕および新規顧客の獲得に取り組んだ。

貨物輸送の営業収益は前年同期比12.4%減の67.41億円、経常利益は同0.89億円減の1.20億円となった。主力の自動車関連貨物の物流需要減により、同社が多く取り扱うアルミ、銅製品およびタイヤ補強用鋼線等の落ち込みが著しかった。

エネルギー輸送の営業収益は前年同期比11.5%減の34.14億円、経常損益は1.55億円となった。石油部門においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、輸送数量が前年同期比14.0%減少となった結果、減収減益となった。潤滑油・化成品部門についても、同様に新型コロナウイルスの影響により、主要顧客の輸送数量が前年同期比16.0%減少となり減収減益となった。

その他は、海外物流事業が2020年4月より海外拠点を中心とした事業部としてスタートした。中国国内の保管や輸送については、足元は回復基調にある。また、前期から取り組んできた自社での保管や輸送効率の改善等が貢献し増益となった。

2021年3月期通期については、同日、連結業績予想を発表した。売上高が前期比5.1%減の481.00億円、営業利益が同43.4%減の6.00億円、経常利益が同42.5%減の7.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51.4%減の4.40億円としている。

《EY》

提供:フィスコ

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