【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株高も半導体関連株中心に売り優勢 (8月7日)

市況
2020年8月7日 16時31分

日経平均株価

始値  22433.78

高値  22436.16(09:04)

安値  22204.61(12:42)

大引け 22329.94(前日比 -88.21 、 -0.39% )

売買高  11億8938万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆2781億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日続落、米株高は追い風も依然として戻り売り優勢に

2.米株市場はリスクオンモードで、ナスダックが連日で最高値更新中

3.任天堂は断トツの商いで大幅高、半導体関連株に売りが目立つ展開

4.米中摩擦の思惑を背景に、中国はじめアジア株が売られ重荷となる

5.3連休前で米雇用統計の発表を前に買い手控えも、引け際下げ渋る

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比185ドル高と5日続伸した。アップルやマイクロソフトなど主力ハイテク株が買われたほか、新規失業保険申請件数が前週から減少し、市場予想も下回ったことも好感された。

東京市場では、前日の米株高も日経平均株価は上値が重く、引き続き下値を探る動きとなった。アジア株安を受けて先物主導の売り圧力も加わった。

7日の東京市場は、、寄り付きこそわずかに買いが先行したが、すぐに大口の売りに押され前日終値を割り込む展開となった。その後は次第安の動きを強いられたが、引け際にインデックス買いが入り下げ渋った。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数の上値追いが続き、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は7連騰で最高値を連日更新した。しかし、日経平均の2万2000円台半ばは戻り売り圧力が厚く、この地合いを引き継ぐことができなかった。米中摩擦の思惑を背景にアジア株が総じて安く、投資家心理を冷やした。きょう引け後の700社あまりに及ぶ企業の決算発表を見極めたいとの思惑も漂う。また3連休を控え、日本時間今晩に発表が予定される7月の米雇用統計などを前に積極的な買いは入りにくかった。

個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体関連が売られたほか、資生堂<4911>も大きく値を下げた。レオン自動機<6272>、ダイワボウホールディングス<3107>が急落、日本ユニシス<8056>、朝日ネット<3834>なども急落した。日東紡績<3110>は一時ストップ安となった。

半面、群を抜く商いをこなした任天堂<7974>が大幅高に買われたほか、トヨタ自動車<7203>も上値追い。ソニー<6758>も堅調。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が急騰、ディー・エヌ・エー<2432>も値を飛ばした。JR東日本<9020>、島津製作所<7701>なども高い。ジェイリース<7187>、日本電子材料<6855>、日精エー・エス・ビー機械<6284>はストップ高となり、KLab<3656>もストップ高寸前に買われる人気となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はバンナムHD <7832> 、オリンパス <7733> 、ダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、第一三共 <4568> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約44円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、資生堂 <4911> 、アドテスト <6857> 、信越化 <4063> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約87円。

東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)鉱業、(3)その他製品、(4)陸運業、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)金属製品、(3)化学、(4)水産・農林業、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△ホーブ <1382> [JQ]

21年6月期は営業利益4.2倍。

△高田工 <1966> [東証2]

4-6月期営業34%増益。

△シダー <2435> [JQ]

第1四半期営業損益が大幅改善。

△アルペン <3028>

21年6月期は55%営業増益を見込む。

△KLab <3656>

「ジョジョの奇妙な冒険」の中国配信権を取得。

△電子材料 <6855>

21年3月期経常は2.2倍増益へ。

△ジェイリース <7187>

4-6月期経常は3.4倍増益で上期計画を超過。

△島津 <7701>

4-6月期営業は36%増益。

△福山運 <9075>

21年3月期業績予想を上方修正。

△スクエニHD <9684>

4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地。

▼日本サード <2488> [JQ]

第1四半期営業赤字に転落。

▼ブロドリーフ <3673>

20年12月期業績予想を下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ジェイリース <7187> 、(2)電子材料 <6855> 、(3)KLab <3656> 、(4)ASB機械 <6284> 、(5)福山運 <9075> 、(6)LTS <6560> 、(7)島津 <7701> 、(8)グロブライド <7990> 、(9)アルペン <3028> 、(10)スクエニHD <9684>

値下がり率上位10傑は(1)レオン <6272> 、(2)ユニシス <8056> 、(3)ダイワボウ <3107> 、(4)日東紡 <3110> 、(5)朝日ネット <3834> 、(6)ジャスト <4686> 、(7)SBSHD <2384> 、(8)ホッカンHD <5902> 、(9)カナミックN <3939> 、(10)TOWA <6315>

【大引け】

日経平均は前日比88.21円(0.39%)安の2万2329.94円。TOPIXは前日比3.14(0.20%)安の1546.74。出来高は概算で11億8938万株。東証1部の値上がり銘柄数は908、値下がり銘柄数は1183となった。日経ジャスダック平均は3432.71円(1.63円安)。

[2020年8月7日]

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