ミクシィが21年3月期業績予想を上方修正
ミクシィ<2121>がこの日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1000億円から1050億円(前期比6.4%減)へ、営業利益を110億円から140億円(同18.4%減)へ、純利益を65億円から85億円(同20.7%減)へ上方修正した。
第1四半期において、有力IPとのコラボや「劇場版モンスターストライク」とのメディアミックス連携などが奏功し、「モンスターストライク」の売り上げが前年同期を上回ったほか、7月の売り上げも好調に推移したことが貢献。また、スマートフォンネイティブゲーム「コトダマン」の売り上げが順調に拡大し、「モンスターストライク」以外のサービスの収益化が進んだことも寄与する見通し。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高293億6000万円(前年同期比41.3%増)、営業利益74億7800万円(同4.7倍)、純利益48億9100万円(同4.4倍)だった。
同時に、エンターテインメント業界におけるデジタルトランスフォーメーションを、投資活動を通じて推進するファンド「ミクシィエンターテインメントファンド1号投資事業有限責任組合」を10月に設立すると発表した。ファンドサイズは最大30億円を予定。また、同分野に対して、同ファンドを含め最大100億円規模の投資を予定しているという。なお、同件による21年3月期業績への影響は軽微としている。