デジタルホールディングス---2Q主力のマーケティング事業が増収増益

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2020年8月11日 16時45分

デジタルホールディングス<2389>は6日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.9%減の413.27億円、営業損失が2.95億円(前年同期は1.21億円の損失)、経常損失が2.94億円(同0.14億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が5.95億円(同3.53億円の損失)となった。

マーケティング事業の第2四半期累計期間の売上高は前年同期比3.3%増の408.66億円、売上総利益は同0.8%増の67.63億円、営業利益は同3.9%増の12.04億円、EBITは同5.2%増の11.54億円、EBITDAは同0.7%増の13.77億円となった。当第2四半期における業績は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一部顧客の広告予算減少や新規案件獲得の停滞等の影響を受け、売上高は同7.7%減の177.88億円、売上総利益は同10.8%減の28.01億円となり、大手領域を中心に販売管理費の削減に取り組んだが、営業利益は同92.2%減の0.23億円、EBITは-0.59億円(前年同期は2.38億円)、EBITDAは同86.1%減の0.56億円と悪化した。

シナジー投資事業の第2四半期累計期間の売上高は前年同期比77.8%減の4.75億円、売上総利益は同87.3%減の1.25億円、営業損失は3.62億円(前年同期は1.90億円の損失)、EBITは6.04億円(同-2.67億円)、EBITDAは同298.7%増の7.14億円となった。当第2四半期の業績は前年同期に連結対象であった韓国子会社eMFORCEInc.の全株式を2019年7月31日に売却したこと、コロナウイルスの感染拡大に伴う中国での貿易事業の停滞等により、売上高は同83.4%減の1.45億円、売上総利益は同82.7%減の0.63億円、営業損失は2.26億円(同2.76億円の損失)となったが、保有するコマースOneホールディングスの株式の一部を2020年6月26日の東京証券取引所マザーズ市場への上場時及び上場後に売却し、その売却益を特別利益として計上したため、EBITは1.58億円(同-3.82億円)、EBITDAは同312.5%増の2.25億円と改善した。当第2四半期末時点におけるAUM(Assets Under Management)は、保有するラクスル株式の時価評価額の上昇やコマースOneホールディングス株式の上場等を背景に前第1四半期末比30.6%増の231.08億円となった。また、2020年6月末時点での税引後IRR(Internal Rate of Return)は12.1%となり、AUMと同様の理由により、前第1四半期末比で1.7ポイント改善した。

第2四半期累計期間におけるHD管理部門の販売費及び一般管理費は11.40億円(前年同期は10.77億円)となった。業務生産性改善のための外注費用の増加等により販売管理費が増加した結果、当第2四半期における販売費及び一般管理費は、5.65億円(同5.38億円)となった。

未定としていた2020年12月期通期のマーケティング事業について、同日、業績予想を発表した。売上高は前期比8.2%減~5.8%減の765.00~785.00億円、EBITは同55.3%減~47.6%減の11.70~13.70億円、EBITDAは同53.4%減~47.6%減の16.00~18.00億円としている。

《EY》

提供:フィスコ

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