H.U.グループHD---1Qは売上高が439.04億円、コロナによる検査数減少の影響で減収も、PCR検査受託数は増加

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2020年8月12日 11時29分

H.U.グループホールディングス<4544>は7日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.1%減の439.04億円、営業利益が同63.7%減の11.24億円、経常利益が同84.6%減の3.64億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が13.83億円(前年同期は11.55億円の利益)となった。

受託臨床検査事業の売上高は前年同期比8.6%減の268.84億円、営業利益は同89.8%減の1.85億円となった。一部新型コロナウイルス感染症の拡大による患者の受診抑制による検査受託数の減少等があったものの、PCR検査受託やがんゲノム医療を始めとした遺伝子関連検査の増加による貢献があった。

臨床検査薬事業の売上高は前年同期比12.4%減の86.34億円、営業利益は同24.3%減の10.46億円となった。新型コロナウイルスに係る迅速抗原検査キット「エスプラインSARS-CoV-2」の販売開始に伴う増収貢献が見られた一方で、国内外において新型コロナウイルス感染症拡大に伴う検査需要減少が影響した。

滅菌関連事業の売上高は前年同期比20.5%増の63.34億円、営業利益は同15.9%減の4.87億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う検診実施延期による減収があったものの、2020年3月期第3四半期より開始した大口顧客への医材預託品販売からの増収等があった。

新規育成事業及びその他の売上高は前年同期比16.9%増の20.50億円、営業損失は2.32億円(前年同期は1.79億円の損失)となった。在宅・福祉用具事業の伸長に加え、食品・環境・化粧品検査事業において株式会社日本食品エコロジー研究所が2020年3月期第4四半期より連結計上開始となった影響があった。

2021年3月期については、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が、医療領域において事業を展開している同社にも大きく影響を及ぼしており、現時点では不確定要素が多いことから、業績予想を適正かつ合理的に算定することが困難な状況となっている。そのため、2021年3月期の連結業績予想を未定として、適正かつ合理的な算定が可能となり次第、速やかに開示するとしている。

《EY》

提供:フィスコ

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