三機工業---1Q減収も、建築設備事業の受注高は2ケタ増

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2020年8月13日 15時45分

三機工業<1961>は7日、2021年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.4%減の382.53億円、営業損失が1.54億円(前年同期は3.22億円の利益)、経常利益が同87.9%減の0.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同97.2%減の0.11億円となった。

建築設備事業の受注高は前年同期比10.4%増の380.62億円、売上高は同7.1%減の322.20億円、セグメント利益は同66.5%減の2.41億円となった。同事業はビル空調衛生、主に工場向けの空調設備を中心とする産業空調、電気設備及びファシリティシステムに関する事業等で構成されている。前期からの繰越工事が減少したこと等により減収減益となった。

搬送システム及び搬送機器に関する製造販売事業で構成される機械システム事業の受注高は前年同期比10.7%減の20.16億円、売上高は同13.0%減の22.62億円、セグメント損失は0.55億円(前年同期は0.78億円の利益)となった。

環境システム事業の受注高は前年同期比25.2%減の70.66億円、売上高は同4.9%増の32.98億円、セグメント損失は6.13億円(前年同期は6.90億円の損失)となった。主に上下水道施設及び廃棄物処理施設に関する事業で構成されており、受注高は、前年同期に大型の廃棄物処理施設を受注した影響等により減少した。

保有不動産の賃貸業務と建物管理にかかわる事業を行う不動産事業の受注高は前年同期比11.0%増の5.82億円、売上高は同11.0%増の5.82億円、セグメント利益は同34.3%増の2.09億円となった。テナント賃貸収入が増加し、増収増益となった。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比3.7%減の2,000.00億円、営業利益は同15.7%減の90.00億円、経常利益は同15.4%減の95.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.2%減の65.00億円とする期初計画を据え置いている。なお、新型コロナウイルス感染拡大による同社グループの事業に与える影響については、検討した結果を織り込んでいるが、今後の影響の拡大等によっては業績に影響を及ぼす可能性があるとしている。

《NB》

提供:フィスコ

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