電通グループが大幅続伸、コスト削減効果で上期最終は157億円の黒字に浮上
電通グループ<4324>が大幅高に買われ4日続伸となっている。13日の取引終了後に発表した20年12月期上期(1~6月)の連結決算(国際会計基準)で最終利益が157億9500万円の黒字(前年同期は12億7500万円の赤字)となり、これが好材料視されているようだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内、海外ともに広告需要が減少し、売上高は前年同期比7.6%減の4590億8200万円だった。一方、海外事業におけるリストラなど構造改革効果に加え、景気の悪化に対応したコストコントロールを進めたことで最終損益は黒字浮上を果たした。併せて、期末配当予想(47円50銭)を取り下げ、未定とすることも明らかにしている。