NY株式:NYダウ223ドル安、 ハイテクやFRBの低金利長期化期待が支え

市況
2020年9月1日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は223.82ドル安の28430.05ドル、ナスダックは79.82ポイント高の11775.46ポイントで取引を終了した。TikTokの米国事業売却に中国政府の許可が必要となるよう規則が変更されたとの報道を受けて、米中対立懸念が強まり寄り付きから下落した。連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が長期にわたる低金利維持を示唆する新指針を再確認したほか、株式分割したアップルなどハイテク株の上昇に支えられ、引けにかけては下げ幅を縮小した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、銀行、エネルギーが下落。

携帯端末アップル(AAPL)と電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)は株式分割を実施し、急伸した。また、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は同社の商用配送サービス「プライムエア」でのドローン配送サービスが連邦航空局(FAA)から認可されたことが好感され上昇。代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)はシティによる投資判断引き上げで上昇した。一方、小売りのウォールマート(WMT)はアナリストによる投資判断引き下げで下落した。バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKB)は、日本の5大商社への投資が広く報じられたものの、株価は小動きに終始。

クラリダFRB副議長は、「新指針のもと、失業率が低下しただけでは利上げを正当化しない」と再確認した。マイナス金利は米国にとって魅力のある選択肢ではないが、イールドカーブコントロールは状況が著しく変化したら選択肢になり得るとした。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.