福島銀はカイ気配、地銀再編思惑の象徴株として連日急騰モードに
福島銀行<8562>が全体波乱相場に逆行しカイ気配スタート。前日は33円高(22%高)に変われ東証1部の値上がり率トップとなったが、きょうもその余勢をかって急速に水準を切り上げている。自民党次期総裁選に出馬する菅官房長官は地方銀行の統合・合併構想について「将来的には地銀の数が多すぎるのではないか。再編も一つの選択肢になる」と言及しており、これが地銀再編を加速させるとの思惑を呼んでいる。そのなか、既に「地銀連合構想」を戦略的に進めるSBIホールディングス<8473>と福島銀は資本提携関係にあり、地銀再編の象徴株としてマーケットの注目が集まっている。株式需給面でも同社株は日証金で貸借倍率0.05倍と株不足状態にあり、きょうは貸株申込制限が発表されるなどで、需給相場に拍車がかかっている。