しまむらが反発、国内大手証券が投資評価を引き上げ
しまむら<8227>が反発している。SMBC日興証券が2日付で、投資評価を「3」から「2」へ、目標株価を8300円から1万1000円へそれぞれ引き上げたことが好材料視されているようだ。
同証券では、21年2月期に入り郊外単独路面店ゆえの追い風(密回避、車来店)での売り上げの回復や、仕入れ量抑制、QR強化による値引きロスの削減(過剰仕入やMDの外れによる在庫処分減)、プライベートブランドの打ち出しなどによる商品力、販売力の強化などで業績が急回復している点に着目。21年2月期上期で値引き抑制はほぼ健全化しており、販管費抑制も値引き減、在庫適正化による残業減などに起因している割合が大きいと指摘。2年目の改善は既存店売上高の伸長が続くか次第としながらも、21年2月期の営業利益予想を241億円から354億円へ、22年2月期を同255億円から393億円へ引き上げている。