話題株ピックアップ【昼刊】:サイバダイン、ぐるなび、ディスコ

注目
2020年10月7日 11時38分

■Olympicグループ <8289>  1,294円  +255 円 (+24.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

Olympicグループ<8289>が急騰。6日の取引終了後、未定としていた21年2月期連結業績予想について、売上高1090億円(前期比8.5%増)、営業利益46億円(同6.8倍)、純利益30億円(同8.9倍)を見込むとしたことが好感されている。上期において、行動制限による巣ごもり需要や衛生関連商品、内食・中食需要を取り込むことができたことが業績を押し上げる見通し。なお、配当は引き続き未定としている。

■CYBERDYNE <7779>  625円  +100 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在

CYBERDYNE<7779>がストップ高。同社は6日、米国食品医薬品局(FDA)から、装着型ロボットHALの下肢タイプに関して、「脳卒中」および「進行性の神経・筋難病」への医療機器承認を取得したと発表した。すでに承認済みの「脊髄損傷」に加えて、より広範な疾患への治療効果が認められたことになり、今後の米国での事業展開への追い風になることを評価する買いが流入している。

■サンケン電気 <6707>  2,820円  +207 円 (+7.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

サンケン電気<6707>が大幅高で3日続伸している。午前9時ごろ、子会社アレグロ・マイクロシステムズ社(ニューハンプシャー)が株式公開のための登録届出書を米国証券取引委員会(SEC)に提出したと発表しており、これが好感されている。なお、連結業績に与える影響は、開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示するとしている。

■ぐるなび <2440>  861円  +58 円 (+7.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位

ぐるなび<2440>が大幅反発している。午前10時ごろ、「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語動画制作サービス」を開始したと発表しており、これが好感されている。同社では、事務局として参画する訪日外国人向け観光情報サービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」で日本各地の魅力を伝える動画を約1400本制作しているが、新サービスではこの動画制作のノウハウを活用して、全国の飲食店や宿泊施設、商業施設などを対象に、消毒・検温・密防止対策など各店が取り組む感染症予防対応を動画に編集し提供する。制作した動画は店・施設のホームページやSNSでの情報発信に活用することができるほか、日英併記の字幕を挿入することで、外国人客が訪れた際にも予防対応の取り組みを正確に伝えることができるという。

■くら寿司 <2695>  6,270円  +360 円 (+6.1%)  11:30現在

くら寿司<2695>が急反発し年初来高値を更新している。SMBC日興証券は6日、同社株の投資評価を新規「1」としてカバレッジを開始した。目標株価は7900円とした。同社は主に郊外に回転寿司店を展開。回転寿司は、構造的に他の外食業態とは異なる性質を持ち、「工場併設型製造小売業」と表現することが適切と指摘。ホスピタリティが求められない分、TI・機械化が進めやすいうえに海外展開も容易と分析している。特に、(1)テイクアウト・デリバリーに適性がある(2)出店に積極的(3)海外展開ができる――という新型コロナウイルス感染拡大を追い風にできる3つの要素をすべて満たす点を評価。株価にも割安感があり、投資妙味があるとみている。

■アドヴァン <7463>  1,335円  +71 円 (+5.6%)  11:30現在

アドヴァン<7463>が大幅反発している。6日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されている。上限を24万株(発行済み株数の0.58%)、または3億円としており、取得期間は10月7日から10月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためとしている。

■朝日ネット <3834>  1,027円  +48 円 (+4.9%)  11:30現在

朝日ネット<3834>がマドを開けて3日続伸、フシ目の1000円大台を回復。同社株の4ケタ復帰は8月14日以来となる。独立系のネット接続大手で「ASAHIネット」を運営、接続サービスの品質評価は高く、IoT市場の拡大なども背景に顧客獲得が進んでいる。同社が6日取引終了後に発表した9月末のASAHIネットの会員数は前年同期末比1万9000ID増の63万4000IDと大幅な伸びを示した。また、FTTH接続サービスの会員数も同2万2000ID増の42万1000IDと伸びが加速している。これが株価上昇を後押する形となった。このほか、同社はIPv6ローミング提供などバックボーン回線の法人向け卸販売も展開するほか、ネット接続サービスのノウハウを生かしてその周辺ビジネス(アプリケーション・サービス)にも進出しており、大学向けオンライン学習分野では国内トップの実績を持っている。コロナ禍でも業績拡大に陰りは見られず、ここにきて見直し買いが厚みを増している。

■ディスコ <6146>  26,680円  +990 円 (+3.9%)  11:30現在

ディスコ<6146>が続伸、一時1000円を超える上昇で2万6760円まで上値を伸ばした。同社は半導体切断装置のトップメーカーで圧倒的な世界シェアを誇っている。コロナ禍も足もとは5G関連投資の恩恵で需要は増勢基調にある。6日取引終了後に発表した20年7~9月期の単体売上高は前年同期比33.2%増の395億5000万円と大幅な伸びを確保、これを好感する形で大口の買いを引き寄せた。

■エアトリ <6191>  1,626円  +58 円 (+3.7%)  11:30現在

エアトリ<6191>が4日続伸している。6日の取引終了後、「エアトリ」の国内ツアーで、Peach Aviation(大阪府田尻町)が運航する国内線を組み合わせた国内ツアー商品の販売を開始したと発表しており、これが好材料視されている。同社は今年9月にPeachと認可代理店契約を締結し、「エアトリ」でPeachが販売する航空券を取り扱ってきたが、新たにPeachから国内ツアー専用運賃の提供を受け、「エアトリ」の国内ツアーで取り扱いを開始し、Peachが運航する国内線の全路線でのツアー商品を販売するとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■コジマ <7513>  576円  +17 円 (+3.0%)  11:30現在

コジマ<7513>が高い。6日の取引終了後、集計中の20年8月期単独業績について、売上高が2740億円から2880億円(前の期比7.4%増)、営業利益が26億円から72億円(同12.0%増)、純利益が18億円から60億円(同9.1%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。新型コロナウイルス感染症の拡大などによって、テレワークで使用するパソコンや周辺機器の需要が急増したことに加えて、テレビ、ゲーム機、調理器具などの「巣ごもり」に役立つ商品が好調に推移した。また、PB商品の拡売で売上総利益率が改善したことや、固定費の削減や変動費のコントロールに努めたことも寄与した。同時に従来10円を予定していた期末一括配当を12円にすると発表した。前の期に比べると2円の増配となる。

■クボタ <6326>  1,967円  +48 円 (+2.5%)  11:30現在

クボタ<6326>は全体軟調相場に抗して頑強な値動きをみせている。株価は1900円台で売り物をこなし、8月31日につけた年初来高値1962円奪回の機をうかがっている。同社は6日、米画像処理半導体大手エヌビディアと農機の自動運転で提携することを発表、これがマーケットでも注目を集めている。エヌビディアのGPUや人工知能(AI)を搭載することで瞬時に取得データの分析などを行うことを可能とし、自動運転技術の向上を図る計画。日本では人手不足が深刻な農業のICT化が課題となっており、農機の自動運転は有力テーマとなっている。

■ビックカメラ <3048>  1,227円  +24 円 (+2.0%)  11:30現在

ビックカメラ<3048>が3日続伸している。6日の取引終了後、集計中の20年8月期連結業績について、売上高が8410億円から8478億円(前の期比5.2%減)へ、営業利益が35億円から120億7000万円(同47.4%減)へ、純利益が18億円から55億1000万円(同60.8%減)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って活況となったテレワークや巣ごもりの需要に加えて、インターネット通販の販売が伸長したことや、特別定額給付金の後押しがあったことが要因。また、経費の効率的運用や抑制により販管費が想定を下回ったことも寄与した。

■FRONTEO <2158>  822円  +7 円 (+0.9%)  11:30現在

FRONTEO<2158>の上げ足に弾みがついている。きょうで3日続伸となり日足一目均衡表の雲を明確に上抜けてきた。人工知能(AI)を活用したリーガルテック事業を主力とし、最近はAI技術を横展開してライフサイエンス分野などで実力を発揮している。同社は6日取引終了後、合法的な情報収集手法であるOSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)サービスの提供を開始することを発表した。組織・団体の戦略的思考決定に寄与できるソリューションを順次提供していく計画であり、これによる業容拡大に期待する買いを誘っている。

■ヤクルト本社 <2267>  5,520円  -380 円 (-6.4%)  11:30現在  東証1部 下落率2位

ヤクルト本社<2267>は急反落している。この日の寄り前、仏ダノンから保有するヤクルト株式(発行済み株数の6.61%)すべてを売却したとの連絡を受けたと発表しており、需給面への影響を懸念した売りが出ているようだ。ダノンは2000年にヤクルトの株式を取得して以降、その後も買い増しによって関係を深めてきた。現在、両社はインド及びベトナムで合弁会社を通じた事業展開を行っているほか、米国やインドにおけるプロバイオティクス振興活動、米国における研究者助成活動などを共同で実施しているが、これらの既存の協業は継続していくことで合意しているという。なお、同件による業績への影響はないとしている。

■MrMax <8203>  812円  -32 円 (-3.8%)  11:30現在

ミスターマックス・ホールディングス<8203>が続落している。6日の取引終了後に発表した9月度の月次売上状況で、既存店売上高が前年同月比14.2%減と9カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。台風10号対応の備蓄需要で電池や防災用品が好調だったほか、感染症対策でマスクやハンドジェルなども伸長したが、前年9月が消費税増税前の駆け込み需要で34.3%増と大幅に伸びた反動を受けた。

●ストップ高銘柄

アクアライン <6173>  993円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在

アーキテクツ <6085>  1,024円  +150 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

ビットワングループ <2338>  731円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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