ダイコー通産は朝高スタートも伸び悩む、第1四半期営業利益は68%増
ダイコー通産<7673>は朝高スタート。8日の取引終了後に発表した第1四半期(6~8月)単独決算が、売上高39億6000万円(前年同期比15.1%増)、営業利益1億6700万円(同68.1%増)、純利益1億1600万円(同91.5%増)と大幅増益だったことが好感された。ただ、その後は利益確定売りも出て伸び悩む展開となっている。
IoTや人工知能(AI)などの新たな技術革新を支える伝送路のデータ伝送量増加に対応するため、光伝送路構築やFTTHなどの通信インフラ基盤の大容量化が継続していることを受けてFTTH案件を多数受注したほか、防災行政無線案件及びGIGAスクール構想案件を含む屋内通信設備工事案件が好調に推移したことが寄与した。
なお、21年5月期通期業績予想は、売上高165億円(前期比6.1%増)、営業利益8億600万円(同5.7%増)、純利益5億7100万円(同1.0%増)の従来見通しを据え置いている。