キャリアリンク---2Qも2ケタ増収・大幅な増益、事務系人材サービス事業が好調を維持

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2020年10月9日 17時34分

キャリアリンク<6070>は8日、2021年2月期第2四半期(20年3月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比34.4%増の139.62億円、営業利益が同274.6%増の13.01億円、経常利益が同286.5%増の13.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同268.5%増の9.34億円となった。

事務系人材サービス事業の売上高は前年同期比56.0%増の116.59億円、営業利益は同316.1%増の12.43億円となった。BPO関連事業部門は、2019年4月から2020年3月迄の完成請負案件の売上高が当期3月で売上高計上になったこと並びにBPO事業者及び官公庁から新規大型案件及び新規スポット案件を受注したことなどから好調に推移した。CRM関連事業部門は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い受注量減少の影響を受けたものの、緊急事態宣言解除後は緩やかながら受注量が回復しつつある状況である。一般事務事業部門は、官公庁及び金融機関以外の民間企業向けの派遣案件が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたものの、緊急事態宣言解除後には想定外の新規案件も受注できた。利益面では、コスト削減対策による売上総利益率の改善並びに販売費及び一般管理費の削減に努めたこと、並びに当第2四半期に予定していた中核人材の採用やDX化の推進を中心とした業務効率化のための体制整備投資が、新型コロナウイルスの影響により第3四半期以降に延期になったことなどから、大幅な増益となった。

製造系人材サービス事業の売上高は前年同期比8.0%減の14.90億円、営業利益は同65.7%増の0.08億円となった。緊急事態宣言解除後も製造加工部門を中心に新型コロナウイルス感染症の影響による受注量減少や派遣スタッフの出勤調整などが影響した。利益面では、販売費及び一般管理費の削減等に努め、増益となった。

営業系人材サービス事業の売上高は前年同期比41.3%減の6.77億円、営業利益は同13.6%減の0.38億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を踏まえ、小売業、飲食業等への訪問営業活動を自粛し、緊急事態宣言解除後も営業活動の回復が十分に図れず、減収となった。利益面では、売上高減少に伴い売上総利益が減少した。

2021年2月期通期については、売上高が前期比27.8%増の269.80億円、営業利益が同159.3%増の17.95億円、経常利益が同165.1%増の18.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同142.1%増の12.75億円とする9月25日に上方修正した業績予想を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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