東京株式(大引け)=119円安、米追加経済対策への期待後退でリスクオフ

市況
2020年10月15日 15時42分

15日の東京株式市場は、前日の米株安を受けリスク回避の売り優勢となり、日経平均は下値を探る展開となった。ザラ場2万3500円台を割り込む場面もあった。

大引けの日経平均株価は前営業日比119円50銭安の2万3507円23銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は8億8831万株、売買代金概算は1兆8126億5000万円。値上がり銘柄数は380、対して値下がり銘柄数は1723、変わらずは76銘柄だった。

きょうの東京市場は終始売りに押される展開。前日の米国株市場では追加経済対策の早期成立に対する期待感が後退し、NYダウなど主要株指数が続落したことを受け、買い手控えムードが広がった。今月下旬から本格化する国内企業の決算発表や、11月初旬の米大統領選を前に積極的な買いは入りにくい環境にある。前場は下げ渋る場面もあったが戻し切れずに後場寄り一段安となった。一時2万3500円を割り込んだが、その後は押し目買いが入り下げ渋った。ただ、値下がり銘柄数は東証1部全体の約8割を占めるなど売り圧力の強い地合い。業種別では33業種中、30業種が下落した。売買代金は1兆8000億円台にとどまり、今週に入ってから4日連続で2兆円台を下回っている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、任天堂<7974>も下落した。ソニー<6758>、エムスリー<2413>なども冴えない。キーエンス<6861>、SMC<6273>、ファナック<6954>など設投関連も値を下げた。トランザクション<7818>が急落したほか、マイネット<3928>、ダントーホールディングス<5337>も大きく下落した。サイゼリヤ<7581>、ぐるなび<2440>なども売られた。鳥貴族<3193>、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>なども安い。

半面、ファーストリテイリング<9983>が買い優勢、村田製作所<6981>、富士フイルムホールディングス<4901>などもしっかり、PR TIMES<3922>が急伸。日本エアーテック<6291>、ビーグリー<3981>、サイバーリンクス<3683>なども大幅高に買われた。ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>、グッドコムアセット<3475>も大きく値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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