NY株式:米国株はまちまち、小売売上高や消費者信頼感の改善を好感

市況
2020年10月17日 6時23分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は112.11ドル高の28606.31ドル、ナスダックは42.32ポイント安の11671.55ポイントで取引を終了した。

9月小売売上高や10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値の予想以上の改善に加え、新型ウイルスワクチン開発の一段の前進を好感し上昇して寄り付いた。しかし、9月鉱工業生産が予想外のマイナスに落ち込んだほか高値からはハイテク株中心に利益確定売りも目立ち、引けにかけて上げ幅を縮小。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方で、エネルギーが大きく下げた。

製薬会社のファイザー(PFE)は同社開発の新型ワクチンを巡り今月末の治験結果次第で、11月末の緊急使用許可申請を目指しているとのCEOの発言が好感され上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は欧州の航空当局が同社の737マックス機の安全性を確認したことが好感され上昇した。会員制小売りのコストコ(COST)、重機メーカーのキャタピラー(CAT)、オンラインのペット用品小売りチューイ(CHWY)はそれぞれアナリストの投資判断引き上げが好感され上昇。一方、カジノを運営するウィン・リゾーツ(WYNN)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気され下落。製薬会社のギリアド(GILD)はWHOが同社のコロナ治療薬レムデシビルの効果に懐疑的見方を示したことが嫌気され軟調に推移した。

CITグループ(CIT)はファーストシチズンズバンクシェアーズ(FCNCA)との合併を発表した。両行の株価は上昇。合併後、資産規模で米国19番目に大きな銀行となる。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.